【Item】
26SSのキーワードでもある“花柄”を、ドレスという一枚のキャンバスに落とし込むなら——
ただ可憐なだけではなく、どこかにエッジやアシンメトリー感を残したい。そんな思いから、このフラウンスドレスを設計しました。
ヴィンテージやロマンスを感じさせる繊細なフラワーパターンは、そのまま使うのではなく、MES VACANCESらしく再構築しています。軽やかな花柄シフォンに、あえて楊柳素材の無地生地を掛け合わせ、左右非対称に切り替えました。柄と無地、シフォンの透け感と楊柳の細かな凹凸感、異なる質感同士が響き合うことで、奥行きのある表情が生まれます。
アシンメトリーに配置した無地部分は、今のディレクターの気分そのもの。
甘さだけに寄らない、少しモードなニュアンスを加えることで、花柄を“大人が楽しめる存在”へと引き上げました。
特にこだわったのは、ウエストの切り替え位置。
何度もバランスを見直し、自然と脚が長く見える高さに設定しています。けれど、ただ高くするだけでは窮屈に見えてしまうため、締め付け感のないゆとりを残した設計に。スタイルアップして見えるのに、着心地は驚くほどリラックスできる、その両立を目指しました。
裏地の丈も細かく調整しています。
途中に挟み込んだレース部分と重ならないよう設計し、体のラインとお洋服のラインが美しく見えるように。
動くたびに揺れるフラウンスは、軽やかな余韻を残すよう分量を計算しています。
後ろはファスナー仕様で、見た目はすっきりと。
一枚でさらりと着られる気軽さも忘れていません。
軽やかさと奥行き、そしてさりげない華やかさ。
柔らかな日差しの中で、自然体のまま映える、そんな大人のための主役ドレスです。
【Collection】
À l’Horizon 空と海が溶け合う水平線のように。
そのあわいに立つとき、
わたしたちは少し自由になる。
機能性と繊細さ。
都会と自然。
過去と未来。
相反するものが出会う場所に、
新しいかたちが生まれる。
2026 Spring Summer。
まだ見ぬ景色へ。
À l’Horizon.